2002年のアルファロメオ社の閉鎖後、使われていなかった自動車のテストサーキットを含む同社の旧工場跡が、改装されて当初の機能を取り戻しました。
2002年に閉鎖されたアルファロメオ社の旧工場跡には、自動車のテストサーキットがありました。今回改装された旧工場跡は当初の機能を取り戻し、車のプレゼンテーションや安全運転講座などに使用されています。
サーキットの両側には石の形をした2つのビルがあり、オフィス、講習エリア、自動車修理工場、自動車ショールームがあります。両ビルとも、プレハブ工法の鉄筋コンクリート製中央ブロックと、構造用集成材(グルーラム)を使用した外側の構造で構成されています。外側の構造は、ガラスとメタル製パネルでチェック柄に化粧されています。この外装は、グランプリレースのスタート地点とゴール地点で振られた「チェッカーフラッグ」を象徴するものです。
木製の骨組みはファサードよりも外側にも続いて、サーキットと周囲の景色を眺めることができる観覧席テラスの屋根となって、ポルティコを形成しています。2つのビルを連結する屋根のある歩道橋の下には、レセプション広場からサーキットへの通路があります。